【患者】70代前半 男性
【主訴】春になると鼻水が出る。
【既往歴】
【現病歴】約10年前より春先になるとアレルギー反応として鼻水が出る。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 男性
【主訴】春になると鼻水が出る。
【既往歴】
【現病歴】約10年前より春先になるとアレルギー反応として鼻水が出る。
続きを読む【現症】現在、鼻を啜る様子あり。腰部の弛緩により去年に比べ約7割ほど軽減したが、まだ3割ほど症状が残っている状態。
【施術と結果】本症例は季節性の症状であり鼻部への血行不良であると考えた。その要因の1つとして外頚動脈周辺部頚部筋の緊張であると推測し、触察をしたが、それほど緊張していない。腹部や腰部を触察すると、下腹部に約3cmほどの幅で左右全体に癒着様を確認した。腹部は真上を登った頚部の前側を引っ張り、頚部前側を緊張させていると考えた。
先ず、腹部前側の癒着様に対し緩消法を約2分行い筋弛緩した。鼻水が2割ほど軽減したとご報告を受けた。変化があったので同部位に、緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。左右とも症状がなくなり鼻汁が止まった。
腰部はほぼ横突起が触れるほど軟らかいので、残りの時間は下腹部周辺を弛緩していった。「鼻水が止まった!楽になった!」と喜びのご報告を頂いた。他の症状もあるので、引き続き軟らかくしていく予定である。