【患者】60代後半、男性
【主訴】車をバックする際に腰が痛み、胸腰部回旋動作が困難になった。
【既往歴】腰痛症(10年前)
【現病歴】約5か月前、車の駐車時に急性腰痛を経験し、近医整形外科や鍼灸に通ったが症状が残存。胸腰部右回旋・左回旋が制限されている。家族の施術の付き添いで当院に来院され、その後家族の勧めで施術を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半、男性
【主訴】車をバックする際に腰が痛み、胸腰部回旋動作が困難になった。
【既往歴】腰痛症(10年前)
【現病歴】約5か月前、車の駐車時に急性腰痛を経験し、近医整形外科や鍼灸に通ったが症状が残存。胸腰部右回旋・左回旋が制限されている。家族の施術の付き添いで当院に来院され、その後家族の勧めで施術を受けた。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約5か月前に発症した急性腰痛であり、目視及び触察にて熱感や腫張は確認できないため、腰部両側面の筋緊張による血行不良を要因と考えた。
初めに、触察にて腰部両側面の筋緊張を確認した。同緊張部位に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、痛みが10から5(NRS改変)となり、胸腰部ROMは自動にて右回旋約30°、左回旋約25°となった。変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約5分行い、筋弛緩を確認した。その結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部右回旋及び左回旋の可動域制限は解消した。
胸腰部左右回旋動作による痛みが発生しないことを再度確認し、安心した表情を浮かべ笑顔で帰路につかれた。