【患者】50代後半 男性
【主訴】上を向こうとすると首の後ろが痛い。
【既往歴】−
【現病歴】約20年前、現場作業により腰痛が発生。その後、整形外科や鍼灸などへ通院。約3ヶ月前、遊園地の乗り物に乗った後、頚部痛が発生し、知人の紹介により当院へ来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 男性
【主訴】上を向こうとすると首の後ろが痛い。
【既往歴】−
【現病歴】約20年前、現場作業により腰痛が発生。その後、整形外科や鍼灸などへ通院。約3ヶ月前、遊園地の乗り物に乗った後、頚部痛が発生し、知人の紹介により当院へ来院。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約3ヶ月前から頚部痛を訴えているが、目視及び触察により腫脹や熱感は確認できなかった為、痛みの要因は頚部筋群の緊張による血行不良であろうと考えた。
はじめに、最も強い運動痛を訴える第3頚椎(以下、C3)棘突起から左外方へ約3cm周辺に約2mmの筋硬結様の固まりを確認した。同部位周辺に緩消法を約4秒行い、筋硬結様が消失した事を確認した。痛みは10から0(NRS改変)と消失し、頚部自動ROM後屈約35°に向上した。
また、頚部筋群の緊張は腰部筋群の緊張に関連する可能性が考えられ、腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分行い、筋弛緩を確認し終了した。
頚部痛が数秒で消失したことに驚き、笑顔で帰宅された。