【患者】40代後半 男性
【主訴】ギックリ腰の後で2週間経っても痛くて歩けない
【既往歴】腰椎椎間板ヘルニア
【現病歴】約2週間前に急性腰痛が発生して近医整形外科に受診したところ腰椎椎間板ヘルニアと診断され湿布と痛み止めを処方された。約2週間仕事を休んで安静にしていたが未だに痛みが残っている。10年以上前から急性腰痛を繰り返しているが、今回のように痛みが強く長引いているのは初めて。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 男性
【主訴】ギックリ腰の後で2週間経っても痛くて歩けない
【既往歴】腰椎椎間板ヘルニア
【現病歴】約2週間前に急性腰痛が発生して近医整形外科に受診したところ腰椎椎間板ヘルニアと診断され湿布と痛み止めを処方された。約2週間仕事を休んで安静にしていたが未だに痛みが残っている。10年以上前から急性腰痛を繰り返しているが、今回のように痛みが強く長引いているのは初めて。
続きを読む【施術と結果】本症例は、誘因がない急性腰痛であり、患部周辺に腫脹や熱感が感じられない事から、腰部の筋緊張が痛みの要因と考えた。第3から第5腰椎高位の脊柱起立筋付近に硬結があり、その周辺の筋緊張を起こしたことによる痛みであると推測した。
先ず、腰部側面から正中方向に向かって緩消法を約5分施術し、開始前より腰部押圧深が1cm以上深く入るようになったことを確認した結果、座位での安静時痛は10なから4(NRS改変)と小さくなったが、立位での胸腰部屈曲動作による痛みは変化が無かった。なので、場所を変えて痛みを感じている箇所周辺を直接緩消法で弛緩させていき約5分施術をしたところ、立位での胸腰部屈曲動作による痛みは10から7(NRS改変)と改善がみられた。
続けて合計で約30分間、腰部側面と第4、第5腰椎高位の筋緊張を弛緩させた結果、胸腰部屈曲動作での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
動く時の角度によってはまだ痛みは残っているが、歩行は通常通りの速さで出来るようになったので、とりあえず安心したと喜んで頂いた様子だった。