【患者】50代後半 男性
【主訴】両足が正座をした後みたいにジンジンしている。
【既往歴】腰部脊柱管狭窄症(約2年前)
【現病歴】約2年前に誘因なく急に腰痛を発症し、近医整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断された。その後、両足底にしびれがあり、日によって強度の変動はあるが常時しびれている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 男性
【主訴】両足が正座をした後みたいにジンジンしている。
【既往歴】腰部脊柱管狭窄症(約2年前)
【現病歴】約2年前に誘因なく急に腰痛を発症し、近医整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断された。その後、両足底にしびれがあり、日によって強度の変動はあるが常時しびれている。
続きを読む【施術と結果】本症例は約2年前から両足底しびれを訴えており、その要因は腰部から患部にかけての筋緊張による血行不良と考えて触察したところ、両側鼡径部および両側の腰部脊柱起立筋周辺に筋緊張が確認された。
はじめに、より末梢に近い両側鼡径部周辺に約1分ずつ施術し、筋弛緩を確認した。その結果、両足底しびれは主観で2割減となった。引き続き、同部位周辺にそれぞれ約5分ずつ施術し筋弛緩を確認した。その結果、両足底しびれは主観で5割減となった。十分な筋弛緩を確認したが症状が残存しているため、施術部位を腰部周辺に変更し、第4腰椎棘突起から両側それぞれ約7cm外側の筋緊張部位に約3分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、両足底しびれは主観で6割減となった。引き続き、同部位周辺から腰部両側面の範囲に約20分施術し筋弛緩を確認した。両足底しびれは主観で消失した。腰部左側面の押圧深は約3.5cmから約4.5cmとなった。
しびれを感じないのはずいぶん久しぶりだ、と喜ばれていた。