【患者】60代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】左の薬指がばね指になって、痛みがある。
【現病歴】2~3年前から左環指の動きが悪く、約1年前に弾発現象が発生。近医整形外科にて左環指弾発指の診断を受け手術を勧められたが、局部麻酔での手術のため、術中覚醒下にあり、目視できることが怖く断念していた。その後マッサージや整体など行ったが改善なく、友人の勧めで当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】左の薬指がばね指になって、痛みがある。
【現病歴】2~3年前から左環指の動きが悪く、約1年前に弾発現象が発生。近医整形外科にて左環指弾発指の診断を受け手術を勧められたが、局部麻酔での手術のため、術中覚醒下にあり、目視できることが怖く断念していた。その後マッサージや整体など行ったが改善なく、友人の勧めで当院受診された。
続きを読む【施術と結果】本症例は約1年前から続いている左環指の弾発現象を訴えていることから、左前腕屈筋群の緊張により、手指への血行不良が起こり、左環指MP関節の屈筋腱周辺が肥厚したことが要因であると考えた。
まず、MP関節の屈筋腱周辺を触察し、肥厚が確認できたため、緩消法にて約1分弛緩したところ、掌握運動でのロッキングは起こらなくなり、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
左前腕屈筋群の緊張は腰部側面の筋緊張により誘発されると考え、残りの時間は再発防止のため腰部側面の筋緊張へと施術を移行した。
触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法にて約25分弛緩して、施術は終了した。
「悪くなる一方だと諦めていたので、症状がなくなってとてもうれしい。」とお喜びの声を頂いた。