【患者】60代前半 男性
【主訴】2週間くらい前から咳が続いていて、特に夜が酷いので眠れない。咳止めが全く効かない。
【既往歴】腰痛症
【現病歴】約2週間前から咳嗽が始まり、翌日から就寝時に酷くなるため眠ることが出来なくなった。近医内科を受診し鎮咳薬を処方され服用するも効果がなく、過去に緩消法で同症状が良くなったため来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】2週間くらい前から咳が続いていて、特に夜が酷いので眠れない。咳止めが全く効かない。
【既往歴】腰痛症
【現病歴】約2週間前から咳嗽が始まり、翌日から就寝時に酷くなるため眠ることが出来なくなった。近医内科を受診し鎮咳薬を処方され服用するも効果がなく、過去に緩消法で同症状が良くなったため来院された。
続きを読む【施術と結果】本症例は、咳喘息様な咳嗽と喀痰を訴えているため、要因として気管が狭小することではないかと考察した。更には気管を支配する神経が第5、6胸椎(以下、T5、6)右側周辺から出ているという考察の元、その周辺の脊柱起立筋の筋緊張が要因となり神経の圧迫が起こり、気管が狭小しているのではないかとの考察をし、施術を開始した。
はじめに、T5、6右側周辺を触察すると明らかに筋緊張が確認でき、更に筋の古傷の様な固まりも複数個確認できたため、同箇所に緩消法を約15分施術し、筋弛緩及び筋の古傷の様な固まりが消失したことを確認した。
その時間帯で咳嗽と喀痰の改善の有無は確認出来なかったため、施術による効果は確認できなかったが、その後は完治させる為に必要と考える腰部の筋弛緩を行い終了した。
施術した当日の就寝時は咳嗽と喀痰が主観で約8割改善し、ここ2週間で1〜2時間しか眠れなかったのが10時間も眠ることが出来た、と翌日に喜びの報告を受けた。