【患者】50代前半 女性
【主訴】10日くらい前に車でスキーに行った後、腰痛になり前屈みが出来ない。
【既往歴】ー
【現病歴】過去には何度か腰痛を発症しているが、最近は痛みなく生活していた。
10日前にスキーに車を運転して行った際、降車時に腰痛が発現し立ち上がり動作や胸腰部前屈動作が困難になった。
近医整形外科を受診し痛み止めを処方され服用するも変化がなく、3日後からゴルフのラウンドレッスンがある為、なんとか参加できる様にしてほしいと来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】10日くらい前に車でスキーに行った後、腰痛になり前屈みが出来ない。
【既往歴】ー
【現病歴】過去には何度か腰痛を発症しているが、最近は痛みなく生活していた。
10日前にスキーに車を運転して行った際、降車時に腰痛が発現し立ち上がり動作や胸腰部前屈動作が困難になった。
近医整形外科を受診し痛み止めを処方され服用するも変化がなく、3日後からゴルフのラウンドレッスンがある為、なんとか参加できる様にしてほしいと来院された。
続きを読む【施術と結果】本症例は外傷の可能性が低いぎっくり腰の症状である為、筋緊張による血行不良であろうと考えた。実際に痛みを訴える左仙腸関節周辺を目視、触察するも熱感及び腫脹は確認できなかった。また、仙腸関節周辺の痛みの要因として発症機転から左腹斜筋辺りの筋緊張が第一要因と考え、次に左広背筋が付着する左腸骨稜周辺の筋緊張を第二要因、次に第4腰椎(以下、L4)高位の左腰方形筋辺りの筋緊張が第三要因と推測を立てて施術に当たった。
先ずは短時間で効果が確認できる可能性がある痛みを訴える左仙腸関節周辺の真上にあたる腸骨稜周辺を触察すると筋緊張が確認できた為、同箇所に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、椅座位からの立ち上がり動作時痛及び胸腰部前屈時痛が10から6(NRS改変)と小さくなった。更に胸腰部ROMは自動で前屈約40°になった。効果は確認できたが、これ以上早く改善させる為には腹斜筋辺りの筋弛緩をさせる事が最善と考えて施術箇所を左腹斜筋周辺に変更した。腰部の真横を中心に前方約4cmほどの範囲を触察すると明らかに筋緊張を確認出来た為、同箇所に緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。その結果、椅座位からの立ち上がり動作時痛及び胸腰部前屈時痛が10から0(NRS改変)と消失した。同時に胸腰部ROMも自動で前屈約90°痛みなくできる様になった。
その後の時間は再発防止の為、更に腰部側面から腹斜筋周辺及びL4高位の腰方形筋辺りの筋弛緩を行い終了した。
一度の施術で痛みが消失し不安はまだあるけど、本当に良かったと喜んでいただけました。