【患者】40代前半 女性
【主訴】立ったまま腰を曲げると腰が痛い
【現病歴】20代の頃から立位のまま胸腰部屈曲動作をすると、痛みが発現している。常時ではないものの、急性腰痛が発現しそうになっている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】立ったまま腰を曲げると腰が痛い
【現病歴】20代の頃から立位のまま胸腰部屈曲動作をすると、痛みが発現している。常時ではないものの、急性腰痛が発現しそうになっている。
続きを読む【施術と結果】本症例の腰部痛は、約10年以上前から発症し、消長を繰り返している事から、痛みのある第4腰椎高位で約5cm右外方から仙骨右側の筋緊張が要因の一つであると考えた。
触察にて第4腰椎高位で約5cm右外方の周辺の筋緊張を確認した為約5分緩消法を行い筋弛緩を確認した。胸腰部屈曲約20°での痛みは10から0(NRS改変)となり、胸腰部屈曲約40°での痛みとなった。
胸腰部屈曲ROMは大きくなり、腰部右側の筋緊張が胸腰部屈曲ROMの制限である事が理解できた為、次に第4腰椎から約5cmから仙骨右側にかけての胸腰部屈曲時の痛みの根本的な要因は腰部側面の筋緊張が第4腰椎から約5cmから仙骨右側にかけての筋緊張を牽引している為と考え、腰部側面からの施術を行うことにした。
腰部側面を触察し、筋緊張を確認したため、緩消法にて約5分弛緩したところ、腰部屈曲約40°での痛みは10から2(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約20分弛緩したところ、胸腰部屈曲約40°での痛みは10から0(NRS改変)となり日常生活上の可動域制限は確認できなくなった。
「体を前に曲げるのが怖かったけど、曲がります。」と喜んで頂いた。