【患者】40代後半 男性
【主訴】歩くと左足に体重がかかる度、左膝が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約20年前の仕事中に左膝関節の痛みが発生し、その後消長を繰り返している。約1週間前に路面が凍結していた為、転倒しそうになり踏ん張り耐えてから、歩行時に左膝関節内側の痛みが出現するようになった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 男性
【主訴】歩くと左足に体重がかかる度、左膝が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約20年前の仕事中に左膝関節の痛みが発生し、その後消長を繰り返している。約1週間前に路面が凍結していた為、転倒しそうになり踏ん張り耐えてから、歩行時に左膝関節内側の痛みが出現するようになった。
続きを読む【施術と結果】本症例は、歩行時に左膝関節内側の痛みを訴えており、触察・目視にて熱感、腫脹が確認出来ない事から、痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。
初めに、痛みを訴える左膝関節内側を触察したところ、左膝蓋骨下縁内側周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。
次に、左膝蓋骨下縁内側周辺の筋緊張は左上前腸骨棘内側周辺の筋緊張が要因と考え、触察にて左上前腸骨棘内側周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時の荷重応答期に左膝関節内側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
院内を歩行しながら「あれ、痛くない、痛くない。」と喜びながら驚いておられた。