【患者】70代前半 女性
【主訴】帯状疱疹の後から右の顔が痺れる。
【既往歴】ー
【現病歴】4ヶ月程前に帯状疱疹を発症した。帯状疱疹自体は投薬加療により寛解したがその後、右顔面の痺れを感じる様になり他の症状で来院された際に相談を受け対応した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】帯状疱疹の後から右の顔が痺れる。
【既往歴】ー
【現病歴】4ヶ月程前に帯状疱疹を発症した。帯状疱疹自体は投薬加療により寛解したがその後、右顔面の痺れを感じる様になり他の症状で来院された際に相談を受け対応した。
続きを読む【施術と結果】本症例は右顔面の痛みや運動麻痺を伴わない痺れを訴えている為、筋緊張による血行不良が要因の一つではないかと考察し施術を開始した。
先ず痺れを訴える右咬筋辺りの真下に位置する右下顎骨の内縁を触察し筋緊張を確認した箇所を数箇所約1分緩消法を行い筋弛緩を確認した。その結果、主観で右顔面の痺れが3割軽減したとの報告を受けた。効果が確認出来た為、更に同箇所周辺の右下顎骨内縁に約1分行い筋弛緩を確認した。その結果、右顔面の痺れは主観で約5割軽減したとの報告を受けた。この時点で右下顎骨内縁の筋緊張が健側である左側と同じ感覚に感じられた為、施術箇所をその下方である右頚動脈周辺に移行する事とし、触察により筋緊張を確認し同箇所に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。
その結果、主観で右顔面の痺れが無くなったとの報告を受けた。ご本人的には顔面の痺れは半ば諦めていたようでしたが、痺れが消えて大変喜んでいただけました。