【患者】60代前半、男性
【主訴】追突されてから、首の前から右肩の前にかけて、首を後ろに倒すと引っ張られた感じがして痛い。
【既往歴】頚椎椎間板ヘルニア術後(約25年前)
【現病歴】約7ヶ月前、普通車運転時、路肩に停車している際に、後方より普通車に追突され受傷。即、救急病院に搬送された。骨折や神経損傷は無かった。数日間の安静の後、近医整形外科で通院リハビリを開始した。現在、まだ痛みが残存している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半、男性
【主訴】追突されてから、首の前から右肩の前にかけて、首を後ろに倒すと引っ張られた感じがして痛い。
【既往歴】頚椎椎間板ヘルニア術後(約25年前)
【現病歴】約7ヶ月前、普通車運転時、路肩に停車している際に、後方より普通車に追突され受傷。即、救急病院に搬送された。骨折や神経損傷は無かった。数日間の安静の後、近医整形外科で通院リハビリを開始した。現在、まだ痛みが残存している。
続きを読む【検査結果】頚椎MRI:C3/4に経年性の脊柱管狭窄あり。
【施術と結果】本症例は、頚部前方から右肩関節前方にかけての引張感を訴えていることから、腰部側面、右上前腸骨棘から肋骨下部周辺の筋緊張亢進が要因と考えた。触察にて、該当部位の筋緊張亢進を確認できたため、そこを施術開始箇所とした。
施術者①の施術開始から約2分で同部位の筋弛緩を確認。痛みは10から6(NRS改変)と小さくなり、引張感は主観で3割減少した。変化が見られたことから、同部位への施術を継続する事とした。
次に施術者②に交代し施術を継続。約5分で同部位の筋弛緩を確認。痛みは10から4(NRS改変)と小さくなり、引張感は主観で5割減少した。変化が見られたことから、同部位への施術を継続。約5分後、同部位の更なる筋弛緩を確認。痛みは10から2(NRS改変)と小さくなり、引張感は主観で消失したと報告を受けた。頚椎後屈ROMは約15°から約30°に改善が見られた。この時点で、別症状を訴えられた為、本症例の施術は終了となった。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①筆者②渡邉の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の画像検査の評価は施術者①が行った。