【患者】40代後半 男性
【主訴】腰の右側が痛くて、床の物を取る作業が辛い。
【既往歴】ー
【現病歴】30代の頃に腰痛を発症してから消長を繰り返しており、痛みが出現する度しばらく治療院に通っている。約3週間前に床の物を取る作業中に腰部右側に痛みが発生し、4日前に腰部右側の痛みが増悪した為、いつもと違う治療院を探し当院に来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 男性
【主訴】腰の右側が痛くて、床の物を取る作業が辛い。
【既往歴】ー
【現病歴】30代の頃に腰痛を発症してから消長を繰り返しており、痛みが出現する度しばらく治療院に通っている。約3週間前に床の物を取る作業中に腰部右側に痛みが発生し、4日前に腰部右側の痛みが増悪した為、いつもと違う治療院を探し当院に来院された。
続きを読む【施術と結果】本症例は、腰部右側に痛みを訴えており、目視・触察にて腫脹や熱感が確認出来ない事から、 痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。
初めに、痛みを訴える部位を触察したところ、第4腰椎(以下、L4)棘突起から右外方4横指周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部ROMが自動で屈曲約20°での腰部右側の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部屈曲約25°で腰部右側に痛みが出現した。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部ROMが自動で屈曲約25°での腰部右側の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部屈曲約30°で腰部右側に痛みが出現した。
次に、L4棘突起から右外方4横指周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部ROMが自動で屈曲約45°での腰部右側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
床の物を取る動作を行いながら、「1回の施術でこんなにスムーズに動けるようになるなんて。」と驚きながら喜びの報告を受けた。