【患者】20代前半、女性
【主訴】夜寝ていると腕全体が痺れる。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前から特に誘因なく夜間睡眠時に両側の上肢全体に痺れが発生し目が覚める。同時に両手に力が入らない感覚がある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代前半、女性
【主訴】夜寝ていると腕全体が痺れる。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前から特に誘因なく夜間睡眠時に両側の上肢全体に痺れが発生し目が覚める。同時に両手に力が入らない感覚がある。
続きを読む【施術と結果】本症例は両側同時に発生した痺れである事から内的疾患の可能性も考え、施術後に症状の改善が見られなかった場合は検査をすることを勧めた上で施術を開始した。
両側の上肢全体の痺れであるが、同時期に腰部全体の強い不快感も起こっているために、腰部の筋緊張による血行不良である可能性が高いと考えた。日中は痺れや不快感などは全く感じていないので、施術での改善結果は夜になって睡眠時にしか分からないので、とりあえず時間一杯まで施術することにした。腰部側面から正中方向に向けて第3腰椎高位を緩消法で弛緩させていき、合計で約20分施術を行った。施術前は腰部押圧深は約1.5cmだったが、約3.5cmまで軟らかくなった。
結果として、腰部全体で感じていた不快感は消失したのを確認できたのでこの日は施術を終了した。後日、再来した際に結果を聞いたところ、両側の上肢の痺れは本人の主観で約8割減少したと報告を受けた。