2年前に発生した頸部と背部の痛みが1回の施術で改善した例

【現症】安静時も頚部と背部に痛みあり。胸腰部左回旋約15°で左肩甲骨下角周辺の痛みが増悪する。
【施術と結果】本症例は頚部と背部に痛みを訴えているが、近医整形外科にて異常なしとの診断であったため、腰側面の筋緊張により頚部と背部の筋緊張が発生していることが痛みの一つの要因であると考えられた。また、胸腰部左回旋にて左背部の痛みを訴えることから、筋の癒着による症状であると判断した。
　頚部・背部共に痛みは深部にあると感じられ、押圧にて痛みが増悪しないとのことから、腰部側面の筋を弛緩することで痛みが軽減すると考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法にて約2分弛緩したところ、頚部の痛みは10から7(NRS改変)、背部の痛みは10から6(NRS改変)となった。
　痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約15分弛緩したところ、頚部の痛み、背部の痛み共に10から0(NRS改変)と消失した。
　「何をしても良くならなかったので、1回の施術で痛みがなくなってとてもうれしい。」と喜びの声を頂いた。