【患者】50代後半 男性
【主訴】右脚の前側がしびれている。腰も時々痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前から10分ほどの歩行時や1日デスクワークをした後に右腿前側のしびれが発現。
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【現症】歩行時やデスクワーク後に右大腿前側の痺れを訴えている。
【施術と結果】本症例は、約半年前から常態化した右大腿前側のしびれを訴えているが、知覚や運動には異常が確認されなかった為、右大腿前側のしびれは筋緊張による血行不良が要因と考え、右大腿前側を触察したところ右腸骨稜及び鼠蹊部周辺に10cm角で広範囲に癒着様が確認された。
初めに右腸骨稜前側周辺の筋緊張部位に約2分施術し、筋弛緩を確認した。現時点でしびれは起きていないので、筋弛緩を確認しながら施術を行なった。次に、右鼠蹊部周辺の筋緊張部位に約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行していただくと軽くなったとご報告を受けた。引き続き同部位周辺を約10分施術し筋弛緩を確認した。
腰部の筋緊張が右大腿前側のしびれの要因になることを説明し、腰部を触察たところ、腰部右側のの腸骨綾周辺が前面から後面にかけて癒着様が確認された。残りの時間はこの癒着様の弛緩に時間を費やした。結果、押圧深約0cmから2cmとなった。
後日、メッセージを頂き1時間しびれが出なく歩けたとご報告を受けた。とても驚いた様子であった。