転倒後に発生した左肩ROM制限を伴う左肩関節痛に関する改善効果

【現症】他動運動にて左肩関節屈曲約90°・外転約80°で痛みの出現により、左肩関節可動域制限を確認。
【施術内容・結果】本症例は、左肩関節に痛みとROM制限を訴えており、目視と触察により組織損傷と熱感を確認できない事から筋緊張が痛みとROM制限の要因と考えた。
　初めに、左肩関節を可動範囲で動かし、触察により筋緊張を確認したところ左大胸筋鎖骨部周辺に筋緊張を確認し緩消法を約１分施術し筋弛緩を確認した。結果、左肩ROMが他動で屈曲約130°・外転約110°と大きくなり左肩関節の痛みが１０から４（NRS改変）と小さくなった。
　再度、左肩関節を可動範囲で動かし、触察により筋緊張を確認したところ左大円筋周辺に筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、左肩ROMが他動で屈曲約150°・外転約140°と大きくなり左肩関節の痛みが１０から1（NRS改変）と小さくなった。
　別部位の施術を希望された為、本症例の施術を終了した。約2分でひだり肩を痛み無く可動できる範囲が広くなり痛みも軽減した事に喜んで頂けた。