20代の頃から頻繁に出現する頚部伸展動作困難を伴う後頚部痛が1回の施術で改善した例

【現症】安静時痛あり。頚部伸展約15°以上は困難な状態。
【施術と結果】本症例は頚部伸展動作困難を伴う後頚部痛を訴えており、痛みを訴える後頚部周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
　まず、痛みを訴える、第4頚椎高位で左外方へ約2cmの部位を触察し筋緊張を確認。緩消法にて約1分弛緩したところ、後頚部痛が10から5(NRS改変)となり、頚部伸展約45°まで可能となった。
　次に、第5頸椎高位で左外方へ約2cmの部位の痛みを訴えたため、触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約1分弛緩したところ、後頚部痛が10から0(NRS改変)となり、日常生活上の可動域制限は確認できなくなった。
　後頚部の筋緊張は腰部側面の筋緊張により誘発されると考え、再発防止のため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張部位を緩消法にて弛緩した。
　「ひどいときは頭痛も伴い、吐き気まで起きていたので、首の痛みがあっという間になくなってうれしい。」と笑顔で帰路につかれた。後日、「施術してもらってから首の痛みが出ていない。」と喜びの声を頂いた。