【患者】40代前半 女性
【主訴】左腰からお尻あたりに痛みがある。
【既往歴】-
【現病歴】約2ヵ月前から腰部に痛みが発生し、痛みの消長を繰り返していたが、1週間前から痛みが増悪し、動けなくなることを心配し当院に来院。
続きを読む
【現症】自動運動による胸腰部屈曲約20°で腰部に痛みが出現。触察により、腰部右側と比較し腰部左側の筋緊張が顕著であることを確認。
【施術内容・結果】本症例は、腰部左側に痛みを訴えており、触察により腫脹・熱感を確認できない事から腰部左側の筋緊張が痛みの要因と考えた。
初めに、疼痛部位を確認したところ第4腰椎高位の左腸骨稜付近を示した為、触察により筋緊張を確認し緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲約20°での腰部左側の痛みが10から0(NRS改変)と消失したが、胸腰部屈曲約30°で痛みが出現した。
次に腰部全体的な筋弛緩が必要と考え、触察により腰部側面の筋緊張を確認し緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲約30°での腰部左側の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなった。引続き、同施術部位に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、胸腰部屈曲約30°での腰部左側の痛みが10から0(NRS改変)消失し、胸腰部屈曲動作による関節可動域制限は確認できなくなった。
腰部の痛みにより動けなくなる不安があったが、痛みがなくなった事を喜んで頂けた。