2日前の交通事故で負傷した頚部痛の改善例

【現症】頚部自動関節可動域（以下、ROM）左回旋約30°、右回旋約35°、後屈約10°にて疼痛増強する。安静時痛あり。
【施術と結果】本症例は外傷であり前方目視せぬ状態により頚部負傷している。患部に腫脹、熱感、発赤は目視にて確認できなかった。QOL向上の為、痛みを軽減し可動域拡大させる為、頚部周辺部の筋緊張を弛緩する事とした。
　先ず、一番痛む箇所をご指示いただき、同部位に緩消法を約15秒行い筋弛緩を確認したところ、痛みは軽減し現在の一番痛む箇所に変化が出た。続けて確認を行い緩消法を約15秒づつ行い筋弛緩を確認した。静止痛と動作痛は10から0（ＮＲＳ改変）に消失した。
　次に、左回旋約30°にて痛む部位に緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した。そして頚部後屈時の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛は10から2（ＮＲＳ改変）に小さくなり、頚部自動ROM左回旋約30°から40°、右回旋約35°から40°、後屈約10°から20°に拡大した。
　短い時間で変化があり痛みが軽減した為驚かれた。疼痛除去の為、続けて加療する。