５カ月続く左腕の痛みの改善例

【現症】左肩関節可動域（以下、ROM）前方挙上、自動、約80°側方挙上、自動、約85°で左上腕の1/2三角筋遠位部周辺に痛みが発現する。
【施術と結果】本症例は、５カ月続く左上腕部の痛みを訴えており、目視、触察にて熱感や腫脹は確認できず。医療機関での診断結果からも、要因は痛みを訴える上腕部筋群の筋緊張と、肩関節ROM制限も確認できたことから、胸腰部の筋緊張による血行不良も合わせて考慮したが、起因が予防接種であったため、痛みを訴える上腕部に施術を行っていこうと考えた。
　先ず、左上腕部を触察すると、痛みを訴える三角筋遠位部に縦約３cm、横約１cm大のしこりを確認した。このしこりに対して約２分施術を行い、しこりの大きさが縦約2cm、横約1cmになった。結果、肩関節ROM前方挙上、自動、約120°。側方挙上、自動、約110°となった。効果が確認できたため、しこりが消失するまで約10分施術を行った結果、、肩関節ROM前方挙上、自動、約170°。側方挙上、自動、約160°となった。
　腕を動かしながら、予防接種が起因であったことを人に言えずに今日まで悩んで過ごしてきたことを涙ながらにお話し下さり、悩みから解放されたと笑顔でお帰りになられました。