側弯症に伴う腰部痛の改善例

【現症】腰部に安静時痛有り。胸腰部関節可動域（以下、ROM）は自動で屈曲約30°で痛みが生じ、ROM制限を確認。
【施術と結果】本症例は、ぎっくり腰の発症から6日経過しても痛みが残存しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張が要因と考えた。
　先ず、腰部全体を触察したところ強い筋緊張を確認した為、第3腰椎高位の腰部側面から緩消法を約15分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から5（NRS改変）と小さくなり、胸腰部ROMは自動屈曲約45°とROM制限は確認できなくなったが、胸腰部屈曲動作での運動痛は残存。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から2（NRS改変）と小さくなり、胸腰部屈曲動作での運動痛は10から0（NRS改変）と消失した。
　胸腰部屈曲動作での運動痛が消失したことにより、安心して腰を曲げることができると笑顔でお帰りいただいた。