交通事故で悪化し、継続する腰痛の改善例

【現症】腰部は安静時に第2〜4腰椎高位（以下、同高位）の正中より3横指右側の脊柱起立筋群に痛みあり。動作時・運動時での増悪はないが、常に痛みがある状態。
【検査結果】レントゲンにて外傷性変化なし。
【施術と結果】本症例は、腰部正中に近い部位の痛みを訴えているが、腰部側面の筋緊張亢進とも関連があるのではないかと推側した。また、触察にて同高位腰部側面の筋緊張亢進と考えられる状態が確認できた。
　まず施術者①が、同高位腰部側面の筋緊張亢進部位に緩消法を実施。約8分で同部位の筋弛緩を確認。痛みは10から5（ＮＲＳ改変）と小さくなった。痛みに変化があった事から、同部位への施術を継続する事とした。
　次に施術者②に交代。施術継続開始から約5分で同部位の筋弛緩を確認。痛みは10から2（ＮＲＳ改変）と小さくなった。ここで、別部位・別症状の施術を希望された為、同部位への施術は終了とした。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①筆者②渡邉の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は施術者①が行った。