【患者】10代後半 男性
【主訴】前に倒すと腰が痛い。
【既往歴】-
【現病歴】約3ヶ月前からバレーボールの試合後に腰部痛を発症した。
近医整形外科は受診しておらず、市販の湿布薬を使用しているが痛みに変化はない。
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【現症】胸腰部関節可動域(以下、ROM)は自動にて前屈約35°で第4腰椎(以下、L4)棘突起から右外方へ約4cm周辺に痛みが発生する。
後屈や回旋による痛みは確認できず、安静時痛もない。
【施術と結果】本症例は約3ヶ月前から腰部痛を訴えており、目視及び触察により熱感や腫脹が確認出来ない事から痛みの要因として腰部の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
まず、最も痛みを訴える腰部周辺を触察したところ、L4棘突起から右外方へ約4cm周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。
その結果、胸腰部ROMは前屈約35°でL4棘突起から右外方へ約4cm周辺の痛みが10から3(NRS改変)と小さくなり、胸腰部ROMは前屈約45°でL4棘突起周辺に痛みが発生した。症状に変化が確認できた為、同部位周辺に緩消法を約1分行い、筋弛緩を確認した。
その結果、胸腰部ROMは前屈約45°でL4棘突起から右外方へ約4cm周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
主観にて、痛みが無くなったからこれでバレーを再開できそう。と喜んだ様子だった。