10年以上続く右肩甲骨上角周辺のシビレが1回の施術で改善した例

【現症】第１胸椎（以下、Th１）から第３胸椎（以下、Th３）高位の棘突起から右肩甲骨上角の範囲に常にシビレがある。頚部伸展、屈曲、回旋、側屈ではシビレの増悪は認められなかった。
【施術と結果】本症例は約10年前から続く右肩甲骨上角周辺のシビレを訴えているが、慢性的な症状である事から患部周辺の筋緊張が血行不良を起こしシビレが発生していると推察した。
　 先ず、右肩甲骨上角周辺を触察したところ筋緊張を確認し緩消法にて約２分施術し筋弛緩を確認した結果、シビレは主観で5割減となった。効果が認められたためさらに約5分施術した結果、シビレは主観で8割減となった。
　 次に、腰部の筋緊張が右肩甲骨上角周辺の筋緊張を誘発していると考えたため腰部を触察したところ、右第12肋骨下部周辺に筋緊張を確認し緩消法にて約10分施術した結果、シビレは主観で消失した。
　 「お友達にぜひ行ってごらんと、紹介されて来院したけど、来て本当に良かった」と喜んでいただけた。また、後日施術以降は仕事中でもシビレは出なくなったとご報告を受けた。