約4年前にリウマチと診断された結帯動作で肩が回らない症状の改善例

【現症】右肩関節可動域（以下、ROM）は、自動でおよそ、屈曲80°・外転70°。右腕を背中に回す結帯動作は高位第4腰椎に届く程度、この動作では肩関節付近、大胸筋付近に痛みが生じる。
【施術と結果】本症例は触察により、腹部外腹斜筋付近の筋硬結が要因と考えた。
　 右肩関節屈曲で、右肩関節後部、大胸筋付着付近に痛みが生じる。続いて外転動作にて、同じ箇所に痛みが生じ、背中に結帯動作でも同じ箇所に痛みが生じる。
　 大胸筋付着付近に痛みが生じることから、真下をおりた腹部に3cm大の筋硬結様を発見した。
その箇所から施術を開始した。約10分行い、筋硬結様は約1/2の大きさになり自動ROMおよそ、屈曲90°・外転80°に改善した。結帯動作では、母指の先端が腰椎2番くらいまで上がるようになった。
　 さらに同じ箇所を20分施術。自動ROMおよそ、屈曲100°・外転90°に改善した。結帯動作では、母指の先端が胸椎12番くらいまで上がるようになった。cm大の筋硬結様を軟らかくすると、肋骨の際、約6cm✖️1cmの範囲でさらなる筋硬結様が出現した。時間が足りなくなったので、後日続きをやることにした。肩がスムースに上がるように、回るようになったので大変喜ばれて帰られました。