起立・静止状態で発生する腰痛の改善例

【現症】常に腰部に鈍痛を感じる。特に、立位での静止状態の継続で痛みあり。
【検査結果】レントゲン検査にて脊柱側弯症（胸椎右凸、腰椎左凸）あり
【施術と結果】本症例は、起立・静止状態で第4～5腰椎高位正中付近から左右外側4横指周辺に痛みがあるとの訴えと、別症例（症例128）で訴えられた痛みとの関連性から、腰部左右側面の筋緊張亢進と関係があると考えたため、腰部の左右側面を最初の筋弛緩施術開始部位とした。
　 まず施術者①から開始。約5分で同部位の筋弛緩を確認。痛みは10から9（NRS改変）と小さくなった。痛みの変化が確認出来た事から、同部位への施術を継続する事とした。次に施術者②へ交代。約8分で痛みは10から7（NRS改変）と小さくなった。
　 更に施術者①に交代し、同時に訴えられた他の症状（症例128参照）も確認しながら施術を継続。約20分の施術で起立・静止状態での痛みは10から0（NRS改変）と消失した。「何の治療をされているのかわからないけど、痛みが消えたので不思議だ。」との報告を受けた。尚、再発予防と他の症状（症例128参照）改善の為、施術は合計で約50分行った。
【その他】一連の2症例（症例127～128）は、当院にて、緩消法認定技術者の①渡邉②筆者の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は施術者②が行った。