2日前に発症した右股関節痛が1分での改善した例

【現症】右股関節他動関節可動域（以下、ROM）屈曲約90°の肢位から他動的に内転および内旋を強制すると右鼠径部周辺に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、2日前から右股関節の運動痛を訴えており、痛みの要因は外傷によるものではなく筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ、右鼡径部周辺に筋緊張が確認された。
　 はじめに、最も強い運動痛を訴える右鼠径部周辺に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右股関節ROM屈曲約90°の肢位から他動的に内転および内旋を強制した際に発症する運動痛は、10から0（NRS改変）となり消失した。
　 あれ？え？と戸惑いつつも喜んでおられた。