約1ヶ月続く膝の痛み、膝を伸ばせず歩行困難な症状に対する改善例

【現症】椅子座位より立位動作痛と歩行痛あり。立位での左膝自動関節可動域（以下、ROM）伸展約-30°。
【施術と結果】約10年前より膝痛があり外傷でない為、歩行痛と可動域制限は膝周辺部の筋緊張が痛みの要因の１つであり、その原因として腰部筋群の筋緊張による血行不良であると考えた。
　 触察したところ下腿部後面筋緊張を確認し、緩消法にて約2分施術を行い筋弛緩を確認した結果、痛みは10から8（NRS改変）と小さくなった。左膝自動ROM伸展約-20°に拡大した。痛みに変化があり同部位に筋緊張が残存していることから、さらに5分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みは10から5（ＮＲＳ改変）と小さくなった。
　 次に最初に考えた腰部筋群の緊張に対し緩消法を約10分行い、体表より押圧深は施術前約1cmから約3cmまで弛弛緩した。痛みは10から3（ＮＲＳ改変）に小さくなった。左膝自動ROM伸展−15°に拡大した。続けて腰部筋を弛緩するよう説明した。