8ヶ月悩んだ鼠径部の痛みの改善例

【現症】
自動車運転時に両鼠径部から両大腿内側に違和感がして、10分程度運転していると痛みを感じるようになる。日常生活で常に違和感はあるが、椅坐位は30分程度は可能。
【施術と結果】
本症例は、慢性的に続く両鼠径部から両大腿内側の痛みを訴えており、医療機関での検査で異常なしと診断を受けていること、起因が8カ月前のギックリ腰であることを踏まえ、痛みを訴えている部位を触察し、熱感、腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。
　 靴下を履くような前屈動作時にも痛みが出ることから胸腰部、腰部側面を触察すると、腰部側面の体表より押圧深約2cmの筋に筋緊張を確認した。約2分施術し、押圧深約3cmになったところで、様子を確認すると、ご本人主観で違和感が2割減ったと報告を受けた為、押圧深約5cmになるまで施術した結果、違和感は8割減と報告を受けた。
　 次に触察にて腰部側面の施術部位から約2cm腹側と、上前腸骨棘より正中方向に約3cmの部位に筋緊張を確認した。腰部側面を約3分施術し筋弛緩を確認したが、変化がみられなかった為、上前腸骨棘の筋緊張部位への施術に移行した。左右に約2分ずつ施術し筋弛緩を確認した結果、違和感は消失したと報告を受けた。
　 車を運転していても違和感も痛みも出ませんでしたとご帰宅途中での様子を帰宅後に報告いただきました。