2カ月続く左肩の痛みの改善例

【現症】
左肩外転時に、左肩甲骨の棘上筋と、左肩外側やや前方に発痛。左肩関節可動域（以下、ROM）は、自動、外転約120°で痛みあり。
【施術と結果】
本症例は、左肩外転時の痛みを訴えており、目視及び触察にて熱感、腫脹は確認出来なかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。また、急な動作時にも痛みが発生することから、筋または腱の癒着も考慮した。
　 先ず、痛みを訴えている左棘上筋を触察し、筋緊張を確認した。同箇所に約1分施術し、筋弛緩を確認した結果、左肩ROM自動、外転約150°となった。
　 その際に、左肩外側やや前方には痛みが残存していたため、同箇所周辺を触察すると左上腕二頭筋、短頭の起始部付近に長さ約2cm、幅約1cm大のしこりの様な筋緊張を確認した。約2分同箇所に施術を行い、筋弛緩を確認した結果、左肩ROM自動、外転約180°となり、痛みも10から0（NRS改変）と消失した。
　 腕の上下運動をしても痛みが出ないと喜んでお帰りになられました。