1年前から続く、歩行時の右大腿部引張感の改善例

【現症】歩行動作をしてもらうと、右下肢が立脚終期から前遊脚期の時に右大腿部に引張感あり。 股・膝関節に可動域制限は確認できなかった。
【検査結果】下肢の神経学的異常なし
【施術と結果】本症例は、腰部側面から上前腸骨棘付近にかけての筋緊張が要因と考えた。触察にて前記部位に健側と比して筋緊張を確認し、施術開始部位とした。
　 まず施術者①から開始。約5分で筋弛緩を確認。引張感は主観で3割減との報告を受けた。引張感に変化が見られた事から、腰部側面付近への施術継続を決定し、施術者②に交代する事とした。
　 施術者②が筋弛緩を確認しつつ、施術開始から約10分で、引張感は主観で半減したと報告を受けた。同様に変化が見られた為、同部位への施術を継続。
　 施術者①へ交代し、筋弛緩を確認しつつ、約15分の施術で引張感は6割減と報告を受けた。更に施術者②に交代し、約10分の施術で、主観で8割減と報告を受け、施術時間終了となった。
【その他】今回報告した一連の4症例2023.4月分①~④は、しん整形外科にて、緩消法認定技術者の①筆者②秦の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は施術者②が行った。