【患者】50代後半、女性
【主訴】歩く時に、右脚の付け根から太ももの前側が痛い。
【既往歴】卵巣嚢腫摘出手術(30代)
【現病歴】約1年前から特に誘因なく、上記主訴の症状を感じるようになった。自然経過を見ていたが、改善してこないため来院。
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【現症】両股・膝関節可動域に有意な左右差なし。知覚鈍麻領域なし。運動麻痺なし。 【検査結果】レントゲン検査にて股関節に明らかな変形性変化なし
【施術と結果】本症例は、腰部側面から上前腸骨棘付近にかけての筋緊張が要因と考えた。触察にて前記部位に健側と比して筋緊張を確認し、施術開始部位とした。
まず施術者①から開始。約5分で筋弛緩を確認。痛みは10から8(NRS改変)と小さくなったと報告を受けた。痛みに変化が見られた事から、腰部側面付近への施術継続を決定し、施術者②に交代する事とした。施術者②が、筋弛緩を確認しつつ、施術開始から約10分で痛みは10から5(NRS改変)と半減したと報告を受けた。
同様に変化が見られた為、同部位への施術を継続。施術者①へ交代し、筋弛緩を確認しつつ、約15分の施術で痛みは10から4(NRS改変)と報告を受けた。更に施術者②に交代し、約10分の施術で10から0(NRS改変)と消失したと報告を受け、施術時間終了となった。
【その他】今回報告した一連の4症例2023.4月分①~④は、しん整形外科にて、緩消法認定技術者の①渡邉②秦の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は施術者②が行った。