2年前から続く両手指の痺れを伴う肩こりの改善例

【現症】両肩甲骨周辺から両僧帽筋上部線維周辺に慢性的な痛み、引張感がある。両手第二指から第五指が全体的に痺れている。運動痛はなく、安静時痛のみである。
【施術と結果】本症例は両側の僧帽筋上部線維付近の痛みを主訴とし、それに伴い両手指の痺れが発生していることから、腰部の筋緊張から起こる肩関節周辺の筋緊張による血行不良が要因と考えた。
　 先ず、第12胸椎から第1腰椎高位の脊柱起立筋付近に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した結果、慢性的に感じていた肩こりは10から5(NRS改変)と小さくなった。続けて両側の鎖骨上部の胸鎖乳突筋起始部周辺の筋緊張を緩消法で約5分かけて弛緩させた結果、両手指で感じていた痺れは本人の主観として消失した。
　 あちこち色々なところに通ったが改善しなかった肩こりが一回で楽になり嬉しそうな様子だった。