【患者】30代後半 女性
【主訴】口を開けると左顎の関節が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前に誘因なく開口時に左顎関節痛が発生。その後痛みは消失していたが、3日前に左顎関節痛が再発した。
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【現症】約2指分の開口時に左顎関節痛が出現し、日常生活における開口制限が確認出来る。
【施術と結果】本症例は、約2指分の開口時に左顎関節痛を訴えており、目視と触察にて腫脹や熱感が確認出来ない事から、痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。
触察にて左咬筋周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、約2指分の開口時の左顎関節痛は10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、約2指分の開口時の左顎関節痛は10から4(NRS改変)と小さくなった。
痛みが残存している事から、頚部左側面を触察したところ筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、約2指分の開口時の左顎関節痛は10から2(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、約2指分の開口時の左顎関節痛は10から0(NRS改変)と消失し、日常生活における開口制限が確認出来なくなった。
頚部側面の筋緊張は腰部の筋緊張が要因と考えられ、再発予防の為に残り時間で腰部側面に緩消法を施術し終了した。