4ヶ月前にジョギング中に転倒し痛めた右肩関節痛が1回の施術で改善した例

【現症】右肩関節可動域（以下、ROM）は自動外転約90°で痛みのため制限あり。
【施術と結果】本症例は、4ヶ月前にジョギング中に転倒し右腕を地面についた際に右肩関節周辺に痛みが発生し近医整形外科でのレントゲン検査では異常なく、MRI検査にて五十肩様の所見ありとの診断を受けている慢性的な痛みである事から、その要因は右肩関節周辺の筋緊張による血行不良と考えた。
　 先ず、右肩ROMは自動外転約90°で右三角筋前部繊維周辺に痛みを訴えたことから、大胸筋の緊張があると考え触察したところ右鎖骨中央部から下方約５㎝の箇所に強い筋緊張を確認した為、約２分施術し筋弛緩を確認した結果、右肩関節ROMは自動外転約150°と大きくなり、痛みは10から３（NRS改変）と小さくなった。右肩関節ROM制限には腋窩後壁の筋緊張も関係していると考え、触察したところ大円筋と思われる箇所に筋緊張を確認した。同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、右肩関節ROMは自動外転約1８0°と大きくなり、痛みは10から０（NRS改変）と消失した。
　 「４ヶ月も痛かったので治るか心配していました。もっと早く来れば良かった」と嬉しそうにお帰りになった。