約10年前から続く胃のムカムカ感を伴う食欲不振の改善効果

【現症】安静時においても症状あり。常に胃の調子が悪く食欲がない。
【施術と結果】
本症例は、胃のムカムカ感を伴う食欲不振を訴えており、特に浅部に違和感を感じているため、季肋部周辺の筋緊張が胃腸への血行不良を生み出していることが要因と考えた。
　 触察にて腹部全体に強い筋緊張を確認した。左右の第10肋骨の際周辺を3分施術し、食欲不振感は主観で２割減とご報告を受けた。ムカムカ感は１割減。さらに同部位を中心に施術範囲を広げて約10分施術し、食欲不振感は主観で2割減とご報告を受けた。
　 次に季肋部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張によって引き起こされると考え、腰部側面を触察し筋緊張を確認。約10分施術しムカムカ感は主観で5割減とご報告を受けた。まだまだ緊張した筋が多く存在するので引き続き弛緩していく予定である。筋緊張がこんなにも胃腸に影響があるのだと、驚かれていた。2回目に来院された際には、笑顔で元気になられた様子であった。