着慣れない和装で仕事をしてから発生した両下腿部の痛みの改善例

【現症】安静時痛にも両下腿に痛みがある。膝関節屈曲動作時に特に痛みが強くなるが、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は両下腿部の痛みを訴えており、腸骨稜周辺の筋緊張が痛みの要因であると考えられたため、触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約2分弛緩したところ、両下腿の痛みが10から7(NRS改変)となった。
　 痛みに改善が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約3分弛緩したところ、痛みが10から5(NRS改変)となり、膝関節屈曲時の強い痛みがなくなったとご報告いただいた。腸骨稜周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張により誘発されると考えられたため、腰部側面へと施術部位を移行した。触察にて腰部側面の筋緊張を確認。
　 緩消法にて約20分弛緩したところ、痛みが10から0(NRS改変)となった。「今後和装での仕事が増えるため、痛みが出ることが不安だったが、腰の筋肉が軟らかくなれば痛みが出ないとわかったので、自分でやり方を覚えます。」と笑顔で帰路につかれた。