歩行時に発生する右中足部から前足部にかけての痛みへの改善例

【現症】歩行時に右中足部から前足部にかけ全体的に痛みが発生する。数歩の歩行でも痛みを感じるが、歩行時間が長くなるほどに痛みは憎悪する。安静時痛は無いが引張感と痺れを常に感じている。
【施術と結果】本症例は主訴は右中足部より末端の歩行時の痛みだが、痺れも同時に起きている事から腰部の筋緊張による下肢への血行不良が要因であると考えた。
　 施術前の小指押圧深は約2cmで、腸骨稜に沿って腰部を触察すると筋硬結を確認できた。先ず腸骨稜上部の筋硬結を緩消法で約5分ほど弛緩させていくと、足底部で感じていた痺れが患者の主観で9割減った。次は痛みを取るために腰部側面から第3、4腰椎高位を筋弛緩させていき合計で約30分施術した結果、小指押圧深は約4cmとなり、右中足部から前足部の痛みは10→0(NRS改変)と消失した。
　 病院への受診を考えていたが、友人から緩消法を勧められたおかげで痛みが消えて嬉しいと喜んで頂いた。