【患者】50代後半 男性
【主訴】左肩が痛くて上がらない。
【既往歴】-
【現病歴】ゴルフの練習で今までやった事のない動きを反復練習した翌日に左上腕骨大結節稜周辺に痛みが発生した。
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【現症】左肩関節可動域(以下、ROM)は自動にて、屈曲約75°・外転約65°で左上腕骨大結節稜周辺に痛みが出現する。
【施術内容・結果】本症例は前日に今までやった事のない肩関節を動かす反復トレーニングをした後で、左肩関節の屈曲、外転動作で痛みを訴えている事から、左肩関節周辺部の筋緊張が痛みの要因と考えた。
触察にて左大胸筋周辺と左腋窩及び上腕伸側周辺に筋緊張を確認した。先ず、左大胸筋周辺にに緩消法を約10分施術し弛緩させた結果、左肩ROMは自動で外転約110°と大きくなった。
次に左肩甲下筋周辺に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、左肩関節周辺の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。引き続き肩関節周辺の上記箇所を合計で約30分間肩関節周辺の筋緊張を弛緩させた結果、痛みが10から3(NRS改変)と小さくなり、左肩ROMは自動で外転約180°と正常値に戻った。
ご本人は五十肩だと思っており、あっさり治るものだとは思わなかったのに、すぐに改善して嬉しいと喜んで頂けた様子だった。