仕事に支障をきたす程の腰痛に関する改善例

【現症】胸腰部関節可動域（以下、ROM）は自動で伸展約5°で、右腸骨稜周辺に痛みがある。
【施術と結果】本症例は、右腸骨稜周辺に痛みを訴えており、目視・触察にて腫脹や熱感が確認出来ない事から、痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と、腰部側面の筋緊張と考えた。
　 まず、触察にて痛みを訴えている右腸骨稜周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部伸展動作時による右腸骨稜周辺の痛みが10から8（NRS改変）と小さくなった。
　 次に、痛みの要因として考えられた腰部側面周辺の筋緊張を触察にて確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部伸展動作時による右腸骨稜周辺の痛みが10から7（NRS改変）と小さくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部伸展動作時による右腸骨稜周辺の痛みが10から3（NRS改変）と小さくなり、胸腰部ROMは自動で伸展約25°と大きくなった。
　 胸腰部伸展動作を2回行い、ここまで反れるようになったと喜びの報告を受けた。