何をしても改善しなかった1年続く右母趾の痺れが1回の施術で改善した例

【現症】常時右母趾にのみ痺れがある。歩行により悪化する。
【施術と結果】本症例は、右母趾の痺れを訴えているため、右母趾周辺の筋緊張が要因であると考えた。
　 触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約1分弛緩したところ、痺れが主観で4割減となった。右母趾周辺の筋緊張は内果周辺の筋緊張によって誘発されると考えたため、触察にて内果周辺に筋緊張を確認。緩消法にて約2分弛緩したところ、痺れが主観で5割減となった。
　 ここで、筋弛緩の度合いと痺れの軽減度合いが芳しくなかったため、右母趾周辺と内果周辺の筋緊張を誘発すると考えられる右膝窩周辺を触察し、右長母指屈筋周辺に筋緊張を確認。緩消法にて約2分弛緩したところ、痺れが主観で8割減となった。
　 引き続き同部位を緩消法にて約2分弛緩したが、痺れに変化が確認できなくなったため、右下腿全体の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面の筋緊張に施術を移った。触察にて腰部側面の筋緊張を確認。押圧深約1cmであった。緩消法にて約5分弛緩したところ、押圧深約2cmとなり、痺れが主観で消失したとの報告を受けた。
　 「1回の施術で痺れがなくなると思っていなかった。」と驚きの表情で帰路につかれた。後日、「何日経っても痺れが出ないことに驚いている。」とお喜びの報告を受けた。