1年以上前から続く可動域制限を伴う左肩関節痛の改善例

【現症】左肩ROMは自動で屈曲約90°・外転約75°で痛みが生じ、ROM制限を確認できた。左肩関節に安静時痛は無いが、頚部から両肩関節周辺にかけて倦怠感有り。
【施術と結果】本症例は、誘因無く左肩関節の痛みによるROM制限が確認出来ることから、左肩関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、左肩ROM自動屈曲約90°で左肩関節周辺を触察したところ、左大胸筋遠位部周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、左肩ROMは自動で屈曲約100°と大きくなったが、外転のROMに変化は無かった。
　 あまり改善が見られなかった為、次に左肩ROM自動外転約75°で左肩関節周辺を触察したところ、左大円筋周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、左肩ROMは自動で屈曲約120°・外転約90°と大きくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、左肩ROMは自動で屈曲約135°・外転約100°と大きくなった。
　 残りの時間はご本人の希望により、完治を目的として腰部に緩消法を施術し終了した。施術終了時点で左肩ROMは自動で屈曲約160°・外転約120°まで改善し、「腰を軟らかくしてもらったら肩の痛みが更に楽になった」と笑顔でお帰りいただいた。