20年以上前に発症した右膝関節痛により跛行を呈していた方が約2分の施術で改善した例

【現症】右膝関節自動屈曲約60°で右膝関節外側に痛みが発生するため可動域制限があり、跛行を呈する。
【施術と結果】本症例は、右膝関節痛による可動域制限を訴えているが、発症より20年以上経過しており、熱感や腫脹も確認できないため、右膝関節外側周辺の筋緊張が痛みの要因であると考えた。
　 右膝関節外側を触察したところ、右外側広筋周辺に筋緊張を確認。緩消法にて約30秒弛緩したところ、右膝関節自動屈曲約60°での痛みは10から0(NRS改変)と消失し、右膝関節自動屈曲約100°まで可能となった。右外側広筋周辺は比較的弛緩したが痛みが残存するため、右外側広筋周辺の筋緊張を誘発すると考えられる右上前腸骨棘周辺を触察し、筋緊張を確認。緩消法にて約1分弛緩したところ、右膝関節自動屈曲約100°での痛みは10から0(NRS改変)と消失し、可動域制限は確認できなくなった。
　 本人の希望により短時間の施術となったが、「これで何の心配もなく歩ける。とっても嬉しい。」と手をたたいて喜ばれた。