【患者】60代前半 女性
【主訴】しゃがもうとすると左膝が痛い
【既往歴】花粉症
【現病歴】約3年前より左膝関節屈曲時に左膝蓋骨内側付近に痛みが有り。
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【現症】安静時痛無し。左膝関節可動域(以下、ROM)制限有り。左膝関節屈曲約60°にて左膝蓋骨内側付近に痛みが発生。
【施術と結果】本症例は左膝関節屈曲時に関わっていると思われる左膝蓋骨周辺及び左腸骨稜付近の筋緊張が左膝蓋骨内側付近の痛みと左膝関節ROM制限の要因であると考えた。
左膝蓋骨内側付近を触察したところ、筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。結果、左膝関節屈曲時の左膝蓋骨内側付近の痛みが10から7(NRS改変)となった。同部位に筋緊張が残っていた為、引き続き約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、左関節屈曲時の左膝蓋骨内側付近の痛みが10から2(NRS改変)となった。左膝関節ROM制限を確認したところ、自動で屈曲約100°と大きくなったが、ここで大腿部の突っ張り感を訴えた為、施術部位を左腸骨稜付近に移動し、約2分施術し、筋弛緩を確認した。
結果、左膝関節屈曲時の左膝蓋骨内側付近の痛みが10から0(NRS改変)となり、左膝関節ROM制限は自動で約120°と大きくなった。突っ張り感は主観でほぼ無くなったと報告を受けた。