バスケットボール選手が抱える左アキレス腱部の痛みの改善効果

【現症】通常歩行では痛みは無く、左足関節底屈時に左アキレス腱部に痛みが出現する。
【施術と結果】本症例は目視しても組織損傷が確認できないため、痛みの要因を左下腿部の筋緊張と考え、触察にて左下腿部筋腱移行部周辺の筋の収縮に制限があり筋の癒着と思われる筋を確認した、同部位周辺の筋に緩消法を約1分行い癒着と思われる筋の減少を確認した。
　 その結果、左足関節底屈時の左アキレス腱部の痛みが10から0（NRS改変）に消失した。癒着と思われる筋がまだ残っているため、バスケットボールをすると痛みが出現してしまうと考え、さらに約5分同部位に緩消法を行い癒着と思われる筋の減少を確認した。次に左下肢の全体の張り感が残っていると訴えているため、左下肢の張り感の要因を腰部の筋緊張と考え、腰部側面に約15分緩消法を行い筋弛緩を確認した。その結果、左下肢の張り感が主観で50％減と報告を頂いた。最後に保護者の方に痛みの原因を説明し施術を終了した。痛みの原因が分からず不安だったので来て良かったと大変喜ばれて頂いた。