【患者】60代前半 女性
【主訴】首から肩が硬くなっていて痛みがあり、頭痛がある。
【既往歴】-
【現病歴】30代の頃から頚凝りや肩凝りを感じるようになり、マッサージやストレッチなどで対応していたとの事。3日前から頭痛が発生し、友人の紹介により当院に来院。
続きを読む
【現症】後頭部付近に頭痛の訴え。左後頚部から左僧帽筋中部線維周辺部に痛みあり。日常生活における頚部の関節可動域制限は確認出来なかった。
【施術内容・結果】本症例は、左後頚部から左僧帽筋中部線維周辺部に痛みと後頭部付近の頭痛を訴えており、左後頚部から左僧帽筋中部線維周辺部の筋緊張が痛みと後頭部付近の頭痛の要因と考えた。
初めに、痛みを訴えている左後頚部を確認し、触察により筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、左後頚部の痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった。再度、痛みの部位を確認したところ、左後頚部の第1疼痛部位が2横指下方向に移行した為、触察し筋弛緩を確認し緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、左後頚部の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
次に、左僧帽筋中部線維周辺部の疼痛部位を確認し、触察により筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、左僧帽筋中部線維周辺部の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。左後頚部から左僧帽筋中部線維周辺部の筋緊張は腰部の筋緊張が要因と考え、再発抑制のため腰部側面の筋緊張部位より約20分施術し本症例の施術を終了した。主観により、後頭部付近の頭痛が無くなり、首と肩が軽くなったと喜びの声を頂けた。