1ヶ月間続く右下肢の痛み、浮腫、倦怠感、引張感の改善例

【現症】右下肢外側に安静時痛有り。右下腿には浮腫が生じ、倦怠感と引張感を訴えている。
【施術と結果】本症例は、誘因無く右下肢に痛み、浮腫、倦怠感、引張感が発生しており、症状を訴える部位が右下肢全体と広範囲に及ぶことから、腰部の筋緊張が要因となり右下肢に血行不良が生じていると考えた。
　先ず、痛みを訴える右下肢外側の直上である腰部側面の腸骨稜周辺を触察したところ筋緊張を確認した為、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、右下肢外側の痛みは10から5（NRS改変）と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、右下肢外側の痛みは10から3（NRS改変）と小さくなった。
　痛みは改善したものの、右下腿の浮腫、倦怠感、引張感に改善が見られなかった為、要因と考えられる右膝窩を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、右下腿の浮腫、倦怠感、引張感は主観により約5割減少したと報告を受けた。
　最近歩くのが億劫だったが、帰り道が楽しみだと笑顔でお帰り頂いた。