1年前から続く五十肩の改善例

【現症】左肩関節可動域（以下、ROM）は自動で外転約90°で大胸筋と思われる筋と左肩周辺に疼痛が発生。可動域制限はあるが安静時痛は無い。
【施術と結果】本症例は約１年前から慢性的な痛みを訴えている症状であることから、左肩周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
　触察により、左大胸筋周辺に筋緊張を確認した。左大胸筋と思われる筋緊張部位へ約2分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。結果、痛みは10から9（NRS改変）と小さくなった。
　あまり変化が見られなかった為、次に腰方形筋周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約10分行い、筋弛緩を確認した。結果、左肩ROMは自動で外転約90°での左大胸筋周辺の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。
　大胸筋周辺の筋緊張が左肩周辺の筋緊張の要因だと考え為、腰部への施術を行った。第3腰椎高位の棘突起から外方約6cm周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に約10分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。結果、左肩ROMは自動で外転約180°で痛みは10から0（NRS改変）と消失した。五十肩の再発防止のため、同部位周辺に緩消法を約30分行い筋弛緩を確認後、施術を終了した。
　「何年も続いてた肩の悩みからやっと解放されて、ほっとした。」と報告を頂いた。