【患者】20代前半、男性
【主訴】2週間前、朝起きた時に急に腰が痛くなった。
【既往歴】−
【現病歴】約2週間前から特に誘因なく腰部痛が発生し、市販の痛み止めを服用していた。知人の紹介で当院に来院された。
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【現症】第3腰椎(以下、L3)高位で棘突起より左右外方へ約8cmの範囲に疼痛を訴えている。安静時痛あり。
【施術と結果】本症例は約2週間前から腰部両側の疼痛を訴えているが、触察にて同部位に熱感や腫脹がなく、特に誘因なく発生した事から腰部の筋緊張による血行不良が疼痛の要因と考えた。
触察にて腰部は全体的に筋緊張を確認したが、特に最も疼痛を訴える右腰方形筋と思われる部位に強い筋緊張を確認した。腰部側面に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、腰部側面の押圧深は約2㎝から約2.5㎝と大きくなり、腰部両側の痛みは10から6(NRS改変)と小さくなった。
改善が見られた為、同部位周辺に緩消法を約10分行い、筋弛緩を確認した。その結果、腰部側面の押圧深は約2.5cmから約3.5cmと大きくなり、腰部両側の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。腰痛の再発防止のため、同部位に緩消法を約15分行い筋弛緩を確認後、施術を終了した。「腰痛がなくなって良かった。体も全体的に軽くなった。」と喜びの声を頂いた。
2週間後、「朝起きた時の腰痛も無くなって、朝スッキリ起きれる様になった。」と報告を頂いた。